企業ポータル
企業内の膨大なデータの中から必要な情報へたどり着くために、SNS、社内のファイルシステム、顧客管理システム(CRM)や基幹システム(ERPなど)と連携しながら、顧客や従業員に対して、企業におけるすべての情報への入口を提供するEnterprise Information Portal(EIP)が注目されています。 単なる情報共有やナレッジ・マネージメントの実現ではなく、EIPを企業システムの統合プラットフォームと位置づけて、顧客と社内への情報提供サービスの質、量、スピードを向上させる取り組みを始める企業が増えてきました。社内外に対してEIPの一貫性のあるユーザインターフェースを利用して、質の高い情報を迅速に提供することが企業の競争力を高めるために、ますます重要になってきました。
Webプラットフォーム
ユーザフレンドリなワンクリックのページ生成やWebベースの編集機能などが、ウェブパブリッシングを決定的に簡略化し、ビジネスユーザの活躍範囲を広げ、IT部署の負担を大きく低減します。
ガジェットやポータル、ページ、テーマ、ナビゲーション、Webサイトの形成
ポートレットやガジェットをポータルページに取り付けることにより、ポータルプラットフォームでWebページやWebサイトを簡単に作ることができます。ポータルWebサイトは、テーマ(ヘッダ/フッタや共通のルック&フィール)やページのセット、ナビゲーション(メニューバー)、ポートレットとガジェットのセットを組み合わせます。
匿名のページと認証されたページ
ポータルでは簡単に、ログインしているかどうかによって異なるコンテンツを表示するWebサイトを作ることができます。
例えば、銀行のWebサイトではその銀行のサービスや特別オファー、連絡先などを全員がアクセス可能なページに記載します。しかし、顧客がログインした後では、口座情報や請求書の支払、ローンについてなどの追加コンテンツが利用可能となります。
ロールベースのコンテンツ配信
さらにポータルは、ユーザによって異なるデータを表示するなどのWebサイトの開発を容易にします。例えば、銀行のWebサイトでは匿名のページと認証された(ログインした)ページを特徴づけることはできますが、さらに様々な顧客の種類によって異なるページを利用可能にすることができます。標準のアカウントは基本的なサービスやページを利用できる一方で、法人の顧客は定められた追加ページを利用することができます。
コミュニティのページ
さらにポータルでは、エンドユーザはページを定義することができ、そのページに所定のポートレットやガジェットを使ってコンテンツを追加することができます。また誰がそのページにアクセスできるか定めることができます。その後にメンバはそのコミュニティサイト内でコラボレートできます。
複数言語と複数のプラットフォーム
一度開発されると、Webサイトは複数の言語と複数のプラットフォーム(例、スマートフォン、タブレット)から利用可能にすることが必要となるかもしれません。ポータルはそれぞれのエンドユーザのためのページの開発やマネジメントを容易にする方法を提供します。