概要 #

ステージングは、重要でありながらもそんなに使われていないLiferayの一機能です。ステージングを利用すろと、作成した内容を実運用サイトに反映する前に確認することができます。Liferayステージング機能は以下のような特徴があります:

  • 同時に複数の実運用サイトに内容をアップロードすることができます。例えばクラスタ構成を組んでいる場合は、すべてのクラスタに内容をアップロードすることができます。
  • Webコンテンツだけではなく、ポートレットの配布や設定の変更を行うこともできる。ただし、ポートレットの配布をする場合は、ポートレットでAPI「 PortletDataHandler」を定義する必要があります。
  • 差分のみを配布することができる。
    • Webコンテンツや掲示板などの内容のみがが配布されます。
    • テスト中にもしコメントや評価などを記入した場合でも、これらは実運用サイトに配布されません。
    • 注:差分ファイルを行う場合は、既に実運用サーバに存在しないものは追加されません。
  • 配布スケジュールを設定することができる。内容が定期的に変わる場合は、対象にする変更されたコンテンツの開始日/配布終了日や繰り返し設定など配布スケジュールを設定することができます。
  • 承認フロー

設定の例(コミュニティ) #

ローカルサーバでの公開 #

ステージングと実運用サイトを同じサーバに設けることができます。

1. 新しいコミュニティを作成。コミュニティ名を「ステージング」に設定。ステージングは組織又はコミュニティ毎に設定することができます。

2. 公開ページを作成。例のために公開ページに任意のポートレットを配置してください。

3. コミュニティのステージングを有効にする。 「ページを管理」->「設定」->「ステージング」を選択する。 「ステージングを有効にする」をチェックします。

4.公開ページに戻ります。メニューの「移動」ドロップダウンリストから「ステージング」を選択し、「ステージングを表示」を選択します。

5.ステージングのページが表示されます。ステージング対象のページの枠は赤色になっています。

6.ページを変更します。

  • ページに任意のポートレットを配置してください。
  • ポートレットの題名を変更してください。
  • テーマを変更してください。

7.実運用サイトのページを表示して、変更が適用されていないことを確認してください。実運用サイトのページの枠は黄色になっています。

8.ステージングページの変更を実運用サイトに反映します。

  • ステージングのページに戻ります。枠が赤いことを確認してください。
  • 「移動」ドロップダウンリストから「ステージング」を選択して「実運用サイトへ公開」を選択します。ポップアップページが表示されます。

9.「公開」ボタンを選択します。

10.実運用サイトに移動して、選択したページが変更されたことを確認します。

リモートサーバに公開 #

ステージングと実運用サーバを異なるサーバに設けることもできます。

  • 「リモートサーバの設定」を選択します。
  • サーバのホスト名/IPアドレス、ポート番号など情報を入力します。
  • 「ページ」タブを選択して「公開」ボタンを選択します。

ワークフローの設定 #

更新スケジュールの定義 #

ステージングの無効化 #

ステージングを無効にする場合は、「ページを管理」->「設定」->「ステージング」を選択し、「ステージングを有効にする」のチェックを外します。 注:ステージングを無効にすると、ステージンググループのすべてのページは削除されます。

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